2025年 帰国訪問団 活動報告書
日本中華聯合總會 青年部
一、目的
本訪問団は、日本全国各地の「日本中華聯合總會青年部」に所属する青年メンバーが主催し、2025年4月21日から24日にかけて台湾を訪問したものである。
本訪問の目的は、台湾政府機関との交流を通じて、青年世代の中華文化への理解と誇りを深めるとともに、将来のリーダー育成および、日本全国の中華民国(台湾)にルーツを持つ青年間の絆を強化することにある。
二、日程概要
宿泊施設:雀客旅館 台北杭州(OOD)
住所:台北市中正區杭州南路一段12號
期間:2025年4月21日(月)〜4月24日(木)
日付
主な行程
4月21日
台北集合/中正紀念堂見学/台灣日本關係協會 訪問
4月22日
忠烈祠公式参拝/僑務委員会表敬訪問/剝皮寮・龍山寺文化参訪
4月23日
歴史建築訪問/九份・十分での天燈体験/青年交流懇親会
4月24日
各自解散・帰国
三、参加者構成
日本全国より選出された青年部代表15名が参加した。
沖縄・横浜・東京・千葉・神戸・大阪・埼玉・栃木・秋田と、多様な地域からの構成となった。
いずれも青年部の現役幹部または将来の幹部候補であり、訪問を通じて親睦と相互理解が一層深まった。
四、成果
1. 忠烈祠における公式参拝
台湾の英霊を祀る忠烈祠にて公式参拝を行い、厳粛な雰囲気の中で先人の犠牲に敬意を表し、歴史への理解と感謝の気持ちを新たにした。
2. 僑務委員会および台灣日本關係協會との意義ある交流
台湾の僑務委員会への表敬訪問では、青年部の活動報告および意見交換を行い、今後の協力関係構築の可能性を確認した。
また、台湾側の対日交流を担う機関である「台灣日本關係協會」との対話を通じて、青年世代ならではの視点から相互理解と連携強化への意見交換を深めた。
3. 文化理解とルーツへの誇りの深化
歴史建築訪問や九份での天燈体験を通じて、中華民国(台湾)にルーツを持つ青年としての誇りを育み、文化的アイデンティティを再確認する機会となった。
4. 全国青年間のネットワーク強化
訪問を通じて、地域の垣根を越えた交流と信頼関係が築かれ、今後の青年部活動の推進力となる強い絆が形成された。
特に、懇親会などを通じた率直な対話が、地域を超えた連携の土台をつくる結果となった。
五、今後の展望
今回の訪問を契機として、次の取り組みを推進していく予定である。
・定期的なフォローアップ交流の実施(オンライン等)
・全国各地の青年との双方向型交流プロジェクトの企画・実施
・青年部内でのリーダー育成と地域連携強化を目的とした研修・会議の拡充
六、謝辞
本訪問団の実現にあたり、多大なるご支援とご協力を賜りました
僑務委員会、台灣日本關係協會、日本中華聯合總會本部、留日京都華僑總會、琉球華僑總會、山梨華僑總會
ならびに各地域の青年部指導者の皆様に、心より感謝申し上げます。
引き続き、日本全国にまたがる青年部員の地域性やそれぞれのルーツを尊重しながら、
華僑青年および各地華僑總會との絆をさらに深め、未来に向けて力強く歩んでまいります。
日本中華聯合總會 青年部
部長 新垣 昌人