李逸洋・駐日代表は9月26日、日本の与野党国会議員らとの交流を深めた韓国瑜・立法院長(国会議長)および超党派立法委員(国会議員)訪日団一行を歓迎する夕食会を開いた。このなかで李代表は、「韓院長および立法委員らによる国会議員外交が台日交流を深め、台日関係を全面的に向上させ、収穫も非常に多い」と述べ、訪日団一行を歓迎し、感謝の意を表した。

李代表は、台日間には深い友情の絆があり、国会議員外交から経済、産業、貿易、文化、テクノロジー、農業、教育、スポーツ、民間団体、地方自治体などまで、あらゆる分野で全方位的に関係が促進され、どの分野も大きな成果が出ていることは、皆が共に努力した結果であると述べた。

そのうえで李代表は、最近の外交面での成果について、①呉志中・外交部政務次長が来日し、各国の使節らを前に「台湾海峡情勢と世界の平和」をテーマに講演した。②林佳龍・外交部長が今年7月に来日した。台日断交から53年で初めて東京を訪れ、日本の要人と会い、駐日代表処も訪れた。③駐日代表処が日本、パラグアイとともに初めて「台湾・パラグアイ・日本友好レセプション」を開催した。④G7外相会合および日本・EU首脳会談の声明で「一つの中国」政策に関する記述が削除された。⑤今年の広島と長崎の原爆平和記念式典に台湾駐日代表が初出席した――の5点を強調し、今後も台日国会議員外交が両国関係推進の後押しとなり、台日関係向上のプラス効果となることを期待した。

韓国瑜・立法院長は、台湾で自然災害などが発生した際、常に最初に立ち上がるのが海外の僑胞らであるとして、日本在住の僑胞らの台湾への関心に感謝の意を表するとともに、台湾の同胞らが異国の地で与野党隔てなく団結し、助け合うことが大きな力になると強調し、台湾の団結を呼びかけた。
(引用:台北駐日経済文化代表処ホームページ)